ワークショップ
新たなムーミン体験のために、貸切ワークショップを予約することもできます。アトリエを貸し切って、大人も子どもも自分の中の芸術性を見出し、手指を動かすことに精神を集中すると、日常の煩わしさを忘れてリラックスすることができます。ワークショップの内容も、ペン画、ガッシュ画、コミックスなど様々、グループの興味に合わせてお選びください。ガイドツアーとワークショップをセットで予約することもできます。
- 所要時間: 約 45分
- 参加人数:最大25名まで
- 料金:平日(火~金)100 €、 土、日 110 € (材料費含む)
- 貸切予約のワークショップ料金の他に入館料が必要です。なお、料金にはVAT(付加価値税)は加算されません。
予約方法
ワークショップのご予約は、ご来館日の一週間前までに、タンペレホール・セールス担当までご連絡ください。申込先:タンペレホール・グループセールス sales@tampere-talo.fi または +358(0)3 243 4941
キャンセルの場合
ご予約をキャンセルする場合は、ご来館日の五日前までにご連絡ください。それ以降のご連絡またはご連絡のないキャンセルの場合は、全額を請求させていただきます
なお、フィンランドのスクールホリデー期間(2月末〜3月初旬にかけてのスキー休み、10月中旬の秋休み、12月後半〜1月始めのクリスマス・ニューイヤーー休暇)のご予約は承っていません。
予約可能なワークショップ
1.「トーベのペン画をたどって」
ペン画ワークショップ
トーベ・ヤンソンは小説家およびイラストレーターとしてムーミン本を制作しました。ほとんどの挿絵は、様々な技法を用いたペン画です。トーベの描いた挿絵を見ると、トーベがいかに優れたアーティストであったかがよくわかります。このワークショップではトーベの技法や用いた素材をご自身で試してみることができます。ペンとインクを用いて昔ながらの技法で絵を描いたり、同じインクや筆でも材質の異なる紙に描くとどのような違いがあるかを試したり、インストラクターの案内で、自分なりのムーミンキャラクターや自身の想像力の赴くままにペンとインクで絵を描いてみてください。そもそもペン画というのは線を重ねることで成り立っているのですから。
2.「色彩豊かに表紙絵を描こう」
ガッシュ絵の具で描くムーミン本表紙絵ワークショップ
トーベ・ヤンソンはムーミン本の表紙絵をガッシュ絵の具を用いてカラーで描いています。表紙絵は、読者が物語の世界感やキャラクターへの親しみを持ちやすいように注意深く描かれています。トーベは、同じ物語でも再版時や各国言語に翻訳された際には、新たな表紙絵を描き下ろしています。また、ムーミン本以外の著作や雑誌にも表紙絵を描いています。表紙絵は本を読み始める前にまず読者が目にする部分で、本を保護する目的以外にも、いかに読者をその作品世界に惹き込むか、ということに注意が払われています。このワークショップではインストラクターの案内で、トーベが描いた色鮮やかなイラストの世界を垣間見ながら、カラフルな絵の具を用いて絵を描きます。自分なりのムーミン本の表紙、あるいは自叙伝を想定した表紙絵を描くのも面白いですね。
3.「コミック・ストリップに挑戦」
コミック・ストリップ・ワークショック
コミック・ストリップとはコマ漫画のこと。トーベ・ヤンソンのムーミン本は50以上の言語に翻訳されていますが、世界的なムーミンブームのきっかけとなったのが、1950年代に始まったムーミン・コミックスの連載。当時は世界中で200を超える新聞に掲載される人気となりました。このワークショップでは、ムーミン・コミックスとそのストーリーの足跡をたどりながら、インストラクターの案内のもと、コミック・ストリップを描きます。経験の有無に関わらずどなたでもご参加いただけます。大事なのは自分でストーリーを作ること。経験者は白紙から、未経験者はムーミン・コミックスから抜粋されたコマ割りのテンプレートを使って描いてみましょう。このワークショップは青少年/大人向けにデザインされています。ムーミン・コミックスは元来大人の読者に向けて描かれたものですから。
4.「マインドスケープ」ワークショップ
心の安らぎを得るためには自然の中で寛ぐのが一番、というのは多くの人が知るところ。私たちはだれもが、一番リラックスできる自分なりの「マインドスケープ」つまり「精神的風景」を持っています。ムーミンたちはムーミン谷や海、森など、自然とともに生きることが一番、と知っています。トーベ・ヤンソンは、ムーミン本の中で様々な自然風景、特にトーベにとって大切な海を描写しています。ワークショップでは、トーベの精神的風景や彼女のペン画技法を学びます。トーベ流に則って、慌ただしい日常から離れて自分なりの精神的風景を想像し、描くことに集中してみましょう。ワークショップのあと、みなさんもきっとストレスから開放された寛いだ感覚を体感されることと思います。