ムーミン美術館常設展がリニューアル – ムーミン美術館は2021年3月8日から5月9日まで休館

ムーミン美術館の常設展「それからどうなるの?」が2021年春リニューアルオープンします。2017年オープン以来展示されてきた挿絵原画はすべて展示替え、また、企画展スペース、オブザバトリーも拡張されます。このリニューアル工事に伴い、2021年3月8日(月)より5月9日(日)までムーミン美術館は全館休館となります。

ムーミン美術館では、トーベ・ヤンソンにより寄贈されたムーミンアート・コレクションからムーミン作品を常時展示していますが、紙に描かれた作品は光に弱く、限られた展示期間しか公開できません。そのため、展示作品を定期的に差し替える必要があります。リニューアル後も常設展のストーリーに変更はありませんが、ムーミンアート・コレクションより異なる作品が展示されます。ムーミンストーリーを再現した立体模型は、修復を要する2点を除きリニューアル後も同作品が展示されます。

常設展のリニューアルと同時にオブザバトリーも拡張され、より多角的な企画展が可能となります。2021年開催予定の企画展では、イロン・ヴィークランドとカミラ・ミクヴィッツによる挿絵アートをご紹介します。イロン・ヴィークランドは、アストリッド・リンドグレーン著書の挿絵作家として世界中の読者に親しまれています。また、カミラ・ミクヴィッツの挿絵アートは、フィンランド放送協会YLEの子ども番組「Pikku Kakkonen(ピック・カッコネン)」を通してフィンランドではよく知られています。

リニューアル後も、大洪水に見舞われたムーミンたち、不可思議なムーミン谷の夏至のお祭り、謎に包まれた灯台の島、そして十一月に忽然と姿を消してしまったムーミン一家の秘密など、リニューアル前と同様に存分にご鑑賞ください。(2021年4月28日更新)